Rainy days never stay~心の傷痕~
「今日空港ですごく怖かった。
もしかしたら陽樹さんには私がここで待ってること、迷惑なんじゃないかって。
あんな酷い言い方して突き放した私のこと、まだ想ってくれてるのか不安で。
でもね、私を見つけたときの陽樹さんと目が合ったとき、そんなのどうでも良くなって。
陽樹さんが私の前にいるその事だけで・・・すごく嬉しかった。
だから、これからは自分の気持ちをちゃんと伝えるって決めたの。
後で後悔だけはしたくないから。」
「桜子、俺の携帯取ってくれる?その右側の方。」
彼がおもむろに、テーブルに置いてある2つの携帯を指差した。
私はプライベート用の彼の携帯を手渡す。
「これでいいですか?」
「ありがとう。」
私から自分の携帯を受け取ると、何かを操作して私にまた戻す。
「・・・これ、全部私に?」
そこにはメールの未送信BOX画面が映し出されていた。
私宛のメールが何十通も溜まっている。
私と陽樹さんが離れていた日にち分。
「俺が桜子のこと、忘れるわけないだろう。
毎日桜子を想って、送ることの出来ないメールを書いてた。
・・・何か俺、女々しいな。」
一通一通に写真が添付されている。
もしかしたら陽樹さんには私がここで待ってること、迷惑なんじゃないかって。
あんな酷い言い方して突き放した私のこと、まだ想ってくれてるのか不安で。
でもね、私を見つけたときの陽樹さんと目が合ったとき、そんなのどうでも良くなって。
陽樹さんが私の前にいるその事だけで・・・すごく嬉しかった。
だから、これからは自分の気持ちをちゃんと伝えるって決めたの。
後で後悔だけはしたくないから。」
「桜子、俺の携帯取ってくれる?その右側の方。」
彼がおもむろに、テーブルに置いてある2つの携帯を指差した。
私はプライベート用の彼の携帯を手渡す。
「これでいいですか?」
「ありがとう。」
私から自分の携帯を受け取ると、何かを操作して私にまた戻す。
「・・・これ、全部私に?」
そこにはメールの未送信BOX画面が映し出されていた。
私宛のメールが何十通も溜まっている。
私と陽樹さんが離れていた日にち分。
「俺が桜子のこと、忘れるわけないだろう。
毎日桜子を想って、送ることの出来ないメールを書いてた。
・・・何か俺、女々しいな。」
一通一通に写真が添付されている。