Rainy days never stay~心の傷痕~
そんなとき、私はあの真琴ちゃんからの電話を聞いてしまった。

私は自分の中で、妙に納得してしまったの。

だけど、もう遅かった。

私はあなたのこと、どう仕様もないくらい愛してしまっていたから。

それと同時に、あなたと向き合うことが怖かった。

私はこれから先、ちょっとした事でもあなたを疑ってしまう。

そして私も傷付き、あなたも傷つけてしまう。



「だから私はあなたを跳ねつけた。」


私は逃げた、陽樹さんからも自分の気持ちからも。


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