Rainy days never stay~心の傷痕~
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「陽樹さん、これ何?」

私は目の前に広がる大きな機体に言葉を失う。

「ん?何って飛行機だよ。」

「そんなことわかってます。私が聞きたいのは・・・。」

「そういうことじゃないんだよな。」

「・・・そうです。」

私は今、陽樹さんに連れられて空港の滑走路にいる。

「取り敢えず乗って、小牧が中で待ってるから。」

「えっ、彩乃さんも一緒なの?」

「ああ。」

何だか腑に落ちなかったけど、それを聞いて取り敢えず、目の前の飛行機に乗る。

機内には彼の言った通り、彩乃さんが座席に座っていた。


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