Rainy days never stay~心の傷痕~
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あらから一週間、長谷川さんは毎日私を送ってくれている。

外回りで外出しているときも、私が帰る時間には決まって会社に現れて、私を送った後また仕事に戻る。

私は申し訳なさでいっぱいだった。

だけど、無言電話は何時しか無言ではなくなっていた。

長谷川さんが初めて送ってくれたあの日、アパートのリビングのドアを開けると電話が鳴った。

いつもこのタイミングで鳴る電話。

どこかで見られているようで気味が悪い。

私はいつもの様に受話器を取る。

「・・・もしもし。」

「・・・・・・・・・。」

暫くはいつもと変わらず無言だった。
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