Rainy days never stay~心の傷痕~
私が電話を切ろうとしたそのとき、受話器の向うから男性の低い声。

「・・・あいつは誰なんだ?
僕というものがありながら、君はひどい女だ。
君は僕のものだ、絶対に誰にも渡さない!!」

ツーツーツー・・・・。

そこで電話は切れた。

私は初めて危険だと感じた。

次の日、小牧さんと長谷川さんに相談すると、警察に被害届を出すことを進められた。

だけど、警察では実際に被害を受けてからじゃないと動けないと言われてしまった。




現在時刻は夜7時。

今日の開発部は沢山の人が残って残業をしている。
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