Rainy days never stay~心の傷痕~
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廊下の奥の扉を開けると、そこは20畳程あるリビング。

右手にキッチン、左手には5人は座れるソファーがあって、正面には壁全面の窓から夜景が広がっている。

・・・何これ。

私は言葉が出なかった。

だって、私の想像を絶する空間がそこには広がっていたから。
こんな部屋、テレビでしか見たことないよ。

キッチンのカウンターに神田川先輩と綺麗な女性が並んで座っていた。

「あの、・・・すみません。」
恐る恐る私は声をかける。

女性が私に気付いた。

「もしかして、桜ちゃん??
こんな時間に呼び出しちゃってゴメンね~。」

彼女は自分の隣を指して手招きをした。




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