Rainy days never stay~心の傷痕~
食事も終わり、私は彼を玄関までお見送り。

「行ってきます。なるべく早く帰ってくるから。」

「はい、でも無理しないで。
私は午後、警察に行ってきます。」

「分かった。何かあったらすぐに電話すること。いい?」

「はい、行ってらっしゃい。」

「何か新婚みたいだな。こういうのも悪くない。」


「・・・恥ずかしい。」

私の顔が赤くなる。

そんな私を見て彼は満足したのか、私の頭をクシャッとして出かけていった。


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