祝福された堕天使達
まだ帰ってないのだろうか?

台所の電気も点けたがやはりいない。

少し不安にかられなが次に居間の扉を開けたその時だった。

入るなりカチカチと音がすると勝手に電気が点きその一瞬後、パンッと大きな破裂音が二度鳴った。

そしてまた一瞬後…

「誕生日おめでとう!!」

と、数人の声がした。

「えっと…?」

突然の展開に事態が直ぐには読み込めなかったが、落ち着いてくると少しずつ納得し始めてきた。

誕生日…そうだった。今日は俺の誕生日だった。
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