祝福された堕天使達
俺達が学校を追い出される理由として十分だった。

家からも勘当され、俺達は途方に暮れるばかりだった。

ようやく安アパートを見つけたが、それからの生活には全く余裕が無かった。

俺はバイトをいくつも掛け持ちした。

麻里も仕事をした時もあったが、ある理由により、俺から辞めるように言った事もあった。

その内、働き通しだった俺は過労でバイト先で倒れた。

麻理はそんな俺の頭抱えながら、「ごめんね、ごめんね…」と泣き続けた。

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