愛しい人へ
「ようするに普通の彼氏とさほど変わらねぇって!」
だから普通って?
ハテナマークいっぱいの私の頭の中。
「まっ教室から鞄取ってこいよ。一緒に帰ろうぜ!」
はぁ?
「はぁ?なんであんたなんかと!」
「あれ?勝負で負けたの誰だっけ?」
嫌味っぽく私の方を見る。
あーはいはい。
そぅでしたね。
「分かった。とってくる。」
急いで教室に戻る。
勿論岡山と帰るなんて思ってもいないし。
鞄をとり、急いで校門に向かう。
ダダダダ
「ふぅ〜疲れた。男子と帰るのなんて死んでも無理だからね!」
結構息切れをしてふと一歩踏み出そうとした瞬間!!