愛しい人へ
その時何故か安心している自分がいた。
「え?何?」
戸惑いながらもアタフタする。
「なぁ。俺お試し彼氏になったはずだったのに。本気で惚れたっぽい。お前が悲しそうな顔をしていたら守りたくなるんだ。。。俺逹まじで付き合わねぇ?」
そな暖かい温もりは岡山が後ろから抱き締めていたからだった。
え?本当に?
「あの・・・さ!!」
私が言おうとしたらその上から岡山の声が重なる。
「俺!無理にとは言わねぇから!んじゃ考えとって!」
バタバタと階段を降りて家を出ていく岡山。
ポカーン。