愛しい人へ



引き寄せられた貴方の腕の中で私は決心を固めた。


「あの・・・さ!」


オロオロなりながらも言いたい事を伝えようと上を向く。



そこには大好きな人の顔。

さっき固めたばかりの決心がぐらつく。


もしこのままなら。。。


言わなければ貴方は私の事嫌いになったりしないのに。


でもどうしても伝えなきゃ。



「わッッ私。実はね。。。」



全てを話した。


馬鹿なくらいに最後まで。

顔を見れないまま。



一生懸命に話したつもりだったけど。



岡山からの言葉が帰って来ない。


やっぱり。。。


自滅だ。馬鹿だ。


ほら嫌われちゃった。


自分で言おうと決めたのに。


時間を戻したいと後悔してる私。


情けないよね。。。


だんだん不安になってくる。。。

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