愛しい人へ
後で聞いてみよう!!
ピーポーン。
噂(?)をすれば本人登場。
「はいはーい」
ガチャ。
制服だあ。
まッ当たり前か。
でもかっこいい。
茶髪の髪は今日も無造作ワックスで固められている。
「おはよ!」
「おぉ。」
ばたばたと鞄を持ってくる。
「よし行こっ!」
昨日とは別人な位にテンションMAXの私。
あっそうだった。
「ねぇ。何で私と付き合ってくれたの?他にも可愛い子沢山いるのに。」
そう言うと翔は何故か無言になった。
・・・?
あれ?無視?考え事?
「翔?聞いてる?」
顔の前でブンブン手を振り回す私。
いきなり手を捕まれて、
「聞いてるって!ってかお前可愛いし。いちいち言わせんな。」
顔もだけど翔が言ってくれた言葉にいちいち嬉しがる。
顔が見られない。
今絶対顔赤いよ〜。
「うわー可愛い超照れてる!あーい。愛してる。」
わざとらしく耳もとで言ってくる。
その言葉にまた赤くなる私。
意外にS?
「あれ?お前は?」
翔はやっぱりSだった。
「しょッ翔と同じ。」
思わずうつむく。