愛しい人へ
(by愛)


一緒に登校!!



の初日からドキドキの連発。


翔はドキドキしてるのかなぁ。



教室が違うから階段の所でバイバイした。


一応舞には言わなくちゃ。


ガラララ。



いつもの様にクラスに入っていく。


すかさず、舞の所に行って話をする。



舞にも一つ上に彼氏がいる。


舞の場合可愛いから、彼氏が途切れたのなんて見た事ない。




でも今回の彼氏はマジらしい。



報告し終わったら舞は、「おめでとう」を何回も繰り返し言ってくれた。



嬉しい事があった日は授業が早く進んでいった気がした。



キーンコーンカーンコーン。



早ッ!もう昼休み?


「ごめん!昼休み部活入った!」


舞はバスケ部に入っている。


ちなみに私はテニス部。


入った理由?


ユニフォームが可愛いかったから。という単純な理由。



「いいよー!いってら!」


あー何しようかな。


一人でつまらないから教室に戻る事にした。


「ねぇ。呼んでるよ。」

クラスメートが教えてくれた。


どうやらさっきから呼んでたらしい。


「誰?」

というと、


「D組の森田君。」


「ありがと!」


お礼だけ言いその人の所へ向かう。


森田?何の用事かな。



急いで向かうとそこには、翔より少し身長の高い森田がいた。


「用事って?」


手短にすませる。


ここは人通りの少ない庭。

早く手短に済ませたかった。


「俺、あんたの事好きなんだけど。」
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