愛しい人へ



つったって俺からしかキスはした事ない。


しかもまだ4・5回程度。


無理だと承知で言った。


「嘘だよ。」と言おうとした瞬間。


チュッッ。



おでこにキス。


「これで精一杯なんだけど」

愛の超赤くなった顔。


セーターで顔を隠している。



俺は嬉しくて。。。


愛の細い腕を握って俺からキスをする。


最初は軽くですませるつもりだったけど。



愛の顔を見たら止められなくなった。



チュッッチュパ。


「・・・ん。ハァ。」


途切れ途切れに聞こえるアイツの愛しい声。



いつの間にか激しいキスへと変わっていた。



バンッッ。


俺は愛を突き放す。


これ以上やってたら間違いなく理性がぶっ飛ぶ。


「あーもう無理。理性保てねぇし。」



俺はキスの途中で愛の小刻みに震えている肩を見た。


メチャクチャしたいけど。


それ以前に愛が大切だし。


アイツは俺の全てだから。
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