愛しい人へ
(by愛)
「お前が大切だから。」
肩を掴んでる力が強くなる。
「ありがと。」
嬉しいよ。。。
そんな言葉だけで私は女の子に生まれてよかった。って思えるんだよ。
「なぁ。今週の土日空いてる?」
デ・・・デートの誘いと受け取っていいの?
「うん!」
「じゃあどっか遊びに行こっか。」
そっぽを向いて照れてる翔の顔は赤かった。
それから、遊園地に行こうって事になった。
早く一週間経たないかな。
前までは想像もしてなかった幸せ。
というより想像しようとしなかったのかも。
「んじゃまた明日。」
家まで送ってくれた。
もう既に薄暗くなっていた。
「一応女だから心配だし。」
心臓が暴走して、素直に言葉が出てこない。
もう家の前。
まだ帰りたくないな。
「んじゃあな。」
玄関まで送ってくれた翔。
その日は幸せすぎて眠るのが大変だった。