愛しい人へ
「岡山?」
窓から集会の様子を眺めていた彼は視線を私へと変える。
「春川じゃん!!なんでいんの?」
いやいや。
ここはうちのクラスだから。
「うちは遅刻。岡山は?」
なんでいるのかな。
「俺?寝坊。俺のクラス鍵開いてなくて。ここ後ろのドア開いてたし。」
彼はそう言いながら後ろのドアを指す。
「ふーん。」
その後は他愛もない話をした。
あの芸能人とあの芸能人は付き合ってるとか。
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