愛しい人へ
真実
「おまぇ何かあった?」
背後には寝ているはずの翔の温もりが伝わっていた。
やば。ばれたかな。。。
「ううん!何でもないよ!」
そう言って笑った。
笑ったはずなのに。
翔の全て見透かしてる様な目を見て私の目尻が熱くなる。
必死に涙をこらえる。
そしたら翔はいきなりギューって後ろから抱き締めていた。
「ねぇ話して。まじお前の悲しそうな顔見るのつらいんだこど。」
そう言ってくれたのが嬉しくて。
昨日の事を全て話した。
涙も限界を超えそうだったけど。。。
泣いたら何言ってるかわからないし。
私は弱くないし。
そしたら翔は息なり
「何も出来なくてごめん。お前が辛い思いをしている時、傍にいてやれなくて。だから・・・こうして肩位貸すから!!」
そう言ってる翔の腕は力強くなる一方だ。