彼女を溺愛する俺


私たちは

体育館に向かった。


そこには


たくさんの人がいて


色んな人からの視線が
集まる



こそこそと話している大人たち

きゃっきゃっとはしゃいでいる子供


「ねぇ、私たち…すごく…」


「うん、浮いてるね…」



二人で話していたら、

席に座っている男の人と女の人が……



「あら!妊婦さん?大丈夫?お腹だいぶ大きいわねぇ。


よかったらここ使って♪

ちょうど席二つとってたのよぉ♪
ホントは後二人来るはずだったんだけど…来れなくてね……

だから

どうぞ♪♪」


夫婦かなぁ…


いい人達。

笑顔をむけて席をポンポンと叩く。


泣きそう……

私たちを受け止めてくれる夫婦…



いいのかな…

そう思ったけど
さすがにお腹が張り



座らせてもらうことにした。



「あの!」


「ん?」


「あ、ありがとうございます…///」



「うふふ♪いいのよ。ギャルさん?かな??」


「あははは。ギャルです(笑)」


「かわいらしいギャルさんね♪」

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