彼女を溺愛する俺
「……八代」
「はい」
おれは落ち着いて返事をかえす
「真夏はどうだった?報告だろ?」
「っ…真夏様…一週間前にお子様を生みました」
「………」
黙っている奏様に「奏様」といようとしたとき
口が開いた。
「真夏にあいてぇ…この腕で名いっぱい抱きしめてぇ…赤ちゃん見てみたい。きっと真夏に似て綺麗な顔だろう…」
そういった。
少し顔が歪んだ。
本人は気づいていないだろう。微笑んでいる奏様
何故だろう。
真夏と奏様お互いこんなに愛し合っているのに
なぜ会わない?
俺は聞いてしまった。
「奏様はなぜ真夏様に会いに行かないんですか?」
……はっ
しまった…地雷をふんだ…!?
奏様はゆっくりといった。
「真夏に…会いに行く。会社が完全に立て直ったんだ。これでやっと真夏を迎えにいける…」
机の上にある二人が写っている写真の真夏をみていう奏様。