彼女を溺愛する俺
案の定
笑顔を見せ…
「まじかー!」と言って少し照れている。
笑ってしまう。こんな奏様初めてだ。
俺まで嬉しくなる。
やっぱり二人の愛は切れることはないだろう。
二人の隙間に俺は一生入れないことだ。
わかりきっていること。失笑する俺。
虚しい…変な感情なんかいらねぇのに。
「名前は…」
「名前は?なんだ?早くいえよ」
「お楽しみです!会ってからきいてください。」
「なんだよ。早く会いたくなってきた。真夏には辛い思いばかりさせていたからな…」
眉を少しさげる。
俺は笑顔を消してほしくなくて…素早く…手配をしていた新幹線の切符を出した。
いずれこうなる事だなんて目に見えていた