彼女を溺愛する俺
だから用意はしていたのだ。
二人には幸せになってほしいという願い一筋で。
俺の好きな人…真夏
憧れ尊敬している人…奏様
この二人には。
「なんだこれは」
切符をみて問う奏様
「新幹線の切符です。」
「わかっているどういう意味だ?」
「会いに行ってください!」
「……あぁ…ありがとう八代。」
最初は躊躇した奏様は俺をみて一瞬驚いたが
優しく俺の肩を叩いて切符をもち奏様はでていった。
奏様は今から真夏に会いに行く。
俺は涙ぐんでいたのだ。
奏様は驚いた。
情けねぇ
一人の女性の為に涙をながすなんて。