彼女を溺愛する俺
「あ、はい!奏すわろ?」
「あぁ..」
奏と私は眠っている子供達を抱き抱えすわる。
四人がそろった。
まず始めに口を開いたのは由歌葉さんだった
「それにしてもまさか奏の相手が真夏ちゃんだったとはね~。世間は本当に狭いわね♪」
ニコニコと微笑みながらはなしている。まだ話は続いた
「その子供達、双子ね。一人は奏にそっくり。真夏ちゃんとも似てるわ♪かわいい~///真夏ちゃん!!」
子供に視線を向けてた由歌葉さんが私に視線を向けた
いきなり呼ばれてビックリした
「は、はい!」
「卒業式に来てた時にいた子供達ね。
無事生まれたのね。
真夏ちゃん……ごめんね。私たち家族のせいで真夏ちゃんを苦しめてしまって。
一人の出産なんて………っ、どんだけ寂しくて人一倍苦しいか………」
いきなり深刻になって私はおどけてしまった。
たしかに一人出産は本当に苦しかった
『大丈夫か?』という優しい声もなければ、
温かい手もなかった。