彼女を溺愛する俺
「おい…」
「だからなに?」
「“卒業式”…って真夏、お前来てたのか?」
はっ!やば!ばれた。
でも大丈夫だよね。その時は別に何にも怒られるようなことはないしね。
っておもっていたら
「馬鹿か!!お前は!」
「へ?なんで?」
私何もしてない!!…はず
「馬鹿だ本当に馬鹿だ」
「ちょっ!馬鹿馬鹿って失礼!なんで私怒られるの?奏の高校最後の晴れ舞台を見に行っただけぢゃない!!!」
ムとした私はキッと睨みつけた
「ばーか!来たことに怒ってんじゃねぇよ。丁度お前臨月だろ?無事生まれたこいつら(子供達)みたら…大丈夫だったんだな..」
なんだ...臨月ね
たしかに臨月だった。
だからお腹少し張っていたんだよね。
それは内緒にしとこ!
「心配ありがとう♪チュ」
と奏の頬にキスをする。
「あぁ。来てくれてありがとうな。その時会いたかったな…」
実はわたしもだよ!
でもにげてたんだよね。私。
奏もわたしに甘いキスを落としてくれる