彼女を溺愛する俺
―――ガチャ
『はい、赤里崎高等学校の校長…赤里崎ですが…どちら様でしょうか?』
「あ…3―Bの会田奏ですが…赤里崎校長ですよね?」
『あっ!会田くん?そうですよ』
俺は学校では猫を被っている。
この学校を首席で卒業するって親父と約束をした。
今は真夏もいる。だから学校では真面目男子をやっている
ほんとはだりぃけど…
社長になるためだし…
しかも…
真夏と赤ちゃんを守るためだから。
これは
仕方がない。
変えられないものだ。
「今、時間を頂けませんか?」
『今?ん~ちょっと待ってね。…………………会田くん?』
「はい」
『いいわよ。どうしたの?』
「話はあとで今から校長室に行きます。」
『わかったわ』
「あっ!あと2―Aの広田真夏も一緒に行きますので」
『えっ?…わかりました!待ってます』