彼女を溺愛する俺


――チュンチュン


「ん…」


眩しい、何?


私は泣き腫らした目を頑張って開けた。


へっ?



「あ…さ…?」


うそっ!あのあと奏を待って……?



んっ…?
奏!?


「そういえば…奏がいない…?」

寝室にいるんじゃ…


そう思って寝室にむかった


――ガチャ



だけど、



そこには奏はいなかった



家中捜したけどいなかった…



って、ことは…



「帰って…きてな…い?」


視界が段々ぼやけてきた


涙が止まらない。

なんで…?なんで帰って来ないの?


まさか、あの女の人と…いるの?

いやだよ、!いやだよ!



「そぉ……ーッ…そぉ…ーぅぅ…い…ゃ…だ…ょぉ…い…や……あ…」



…クラクラしてきた……



―――ドサ



私はそのまま倒れて気を失った




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