素直なキミに
「…ちゃん…莉亜ちゃん!」






「っあ…あぁすみません」



「どうしたの?ボーッとして…」






「なんでもありません。続けてください…」





だめだめ…

集中しなきゃ
お給料減っちゃうよ…







「でも…顔真っ赤…熱あるんじゃ…」


そう言ってカメラマンがあたしに手をのばしてきた。




バシッ





あたしはさらっと
カメラマンの手をはらった。





「いいから続けてください」




あたしは冷淡にいいのけた。






「そう…しんどいなら言ってね?」




「わかってます」









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