素直なキミに
「莉亜?無理しないで」
「はい。すみません蕗さん…」
「いいえ…謝ることじゃないわ。あなたが頑張ってるのは知ってる。カメラマンさんだって…でもね?体調管理も仕事よ?」
「はい…すみませんでした。では失礼します」
「うんじゃあね。」
ペコリと一礼し、あたしは帰った。
もちろん、優貴は仕事。仮にも大人気俳優だもの。
な…に?
あたし期待してるワケ?
もしかしたら
待ってくれてたかもしれないって?
そんなワケない。
あたしは難攻不落なのよ
好きって思ったのも…
嘘に決まって…