私達ハ殺シ屋
紅がそう言うと夕夜さんと雅都さんが微笑んでいた
夕夜「來華。そうだよ。さがせばいい。疾風がどこにいようとなにをしていようと探せばいい。疾風はそれを望んでいないかもしれないけどお前たちが変えてやればいいんだ」
雅都「そうだよ。疾風だって本当は離れたくないんだ」
夕夜「俺たちもできるだけ協力するから。探そう?」
來華「・・・はぃ・・・」
夕夜「よしよし」
そう言って私は夕夜さんに撫でられた
昔も疾風にこうやって撫でられた
小さい頃疾風の誕生日会をこっそり開こうとしてケーキつくったけど不格好なケーキになってしまったとき疾風に撫でられた
『ありがとうな!!俺うれしいよ!!來、玲、大好き☆」
傍から見ればただ褒めてるだけにしか見えないだろう
だけど初めて撫でられて疾風がケーキをおいしそうに食べてくれて
なにより喜んでいてくれたのがうれしくて・・・
來華「っ・・・」
はやて・・・はやて・・・
來華「はやてぇ・・・」
私が泣き始めると誰かが優しく抱きしめてくれた
紅「大丈夫 また会える つーか会いに行く」
くれない・・・
玲華「來ちゃん!疾風に喝入れに行くよ!!叱らないとね!!」
れいか・・・
茜「俺もいくぜ!!兄さんとまだ話してないし、つーかまってるだけとか退屈だよ」
あかね・・・
來華「みんな・・・だいすき・・・」
初めて『だいすき』なんていった
紅「あぁ 知っている」
くれない・・・
來華「知らないくせに」
玲華「あほじゃーん!!紅」
茜「っぷ・・・」
紅「だー!!うるせぇ!!いいからいくぞ!!」
そういって紅は私の手をとって歩き出した