[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]

「辛かったね…。」

ナデシコが俺の考えがわかったのか、トーンを低くして言う。

「べ、別に…。」

と、俺は照れ臭くてそっぽを向いた。

「フッ…。」

ナデシコは、笑ったあと、

「2つ目は、それを1年以内に誰にも言わなかった事。」

と、言った。

その澄んだ声に、俺は視線を戻してナデシコを見つめた。
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