[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
その笑いがあまりにも続くんで、

「笑い過ぎ……じゃないか?」

と、俺が口を尖らせたところで、ようやくナデシコは、笑うのをやめ、

「ゴメンゴメン…。あまりにもマジでビビってるから…。さあ、子供達が待っているから、行きましょう。」

と、俺の背中を叩いてから、ソリの所へ歩き始めた。

俺は、腑に落ちないながらも、子供達に渡すべくプレゼントの入った袋を背負って、ナデシコの後を追いかけたのだった。
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