[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
ナデシコは、頷いた後、

「サンタクロースは、純心な人には見えるの。たまに、帽子被ってるのに親に見つかったサンタクロースもいるの…。バイブルは、私が見えたから、純心なのよ。」

と、俺の鼻先を押した。

俺は、体の中から熱くなるのを感じて俯いた。

ナデシコの笑う声が、イヴの凛とした空気に響いた。
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