[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
なんて、よそ事を考えていたら、

「そう…。私のせいだとは言わないのね…。」

と、ナデシコは囁いたかと思うと、ソリを止めた。

そこで、俺は、ナデシコの方を向くと、ナデシコは既に俺を見ていた。

「小学3年生にもなって、サンタクロースを信じてるなんて騒いでたから…迷惑をかけたね。」

ナデシコの話に、俺の頭に“?”マークが並んでいく。

「私…5年生の時に親が離婚して…。それまでは、安達 玲子だった…。」

と、言われて俺は思い出した。
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