[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
「もぅ…何なのよ…。どうしてぶつかるのよ…!!」

なんだ、この女…!?
俺が、天下の瑪瑙工の山中だと知ってんのか?
泣かすぞぉ、ウラァ!!

と、思いつつも、

「ほらっ…いつまでも座っていないで…。」

手を差し出す俺。

聖なる夜…、俺にだって多少の慈悲はある。

「えっ!?」

女の子は、ズレた帽子をなおして俺を見上げた。

その顔を見て、俺の心臓は大噴火した!
< 5 / 81 >

この作品をシェア

pagetop