[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
兼人は、それを見て、

「そうだったんだ…。」

と、呟いた後、

「ごめんなさい、あれいらないから捨てちゃったの。」

と、頭を下げた。

「どうして、捨てたんだ?」

と、聞く俺に、

「だって、欲しくない物だもん。」

と、あっさりと言う兼人。

「だって、サンタクロースへの手紙に、『あたたかいもの』って書いてくれたでしょ?」

と、尋ねるナデシコの内心は今、ヒヤヒヤの状態だろう。
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