[短編]サンタをワルがやってみた〜愛よ届け〜[クリラバ]
兼人の側に来ようとしていたナデシコはその場に座り込んで、まさに呆然自失の状態だ。

「兼人は、本当にそう思っているのか?お姉ちゃんは、いい思いしていると思っているのか?」

と、俺の口調は荒くなってきた。

「うん!お姉ちゃんだけお金持ちになってさ!」

負けずに言い返す兼人に、

「バカヤロー!」

と、サンタスーツを脱いだ俺は軽く叩いた。
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