全部、私からだった。 ~AfterStory~
「自分に関係あるニュースぐらい、最低限押さえとけよ」
溜息混じりに、心底呆れたような口調でりっくんは言う。
それにまたムカついた。
「昨日までは教室辞める気更々なかったんだから!
だからそんなニュース、昨日までの私は関係なかったもん」
子ども染みた言い訳だとわかっていて、それでも引くに引けず躍起になって言い返した。
「またそんな……」
さすがのりっくんも言葉を詰まらせた。
きっと死ぬほど呆れている。
もういい加減、愛想をつかされてしまうかもしれない。
それでも私の気持ちは治まらないから、本当に困ってしまう。