全部、私からだった。 ~AfterStory~
だはぁ~~っと。
自宅へ帰って来るなりベッドへ直行、大きな溜息というよりは溜声を吐き出しながら、お尻から思い切りダイブして仰向けになった。
今日もいつものごとく仕事だったのだけど、普段とは比にならないほどの激しい疲労感で身体が悲鳴をあげていた。
このまま寝ちゃおうかな。
ご飯作るの面倒くさいし。
でも化粧だけは落とさないとな。
などと頭の中で怠惰な自分とブチブチ戦っていると、インターホンの呼び出し音が狭い1ルームに鳴り響く。
普段、忙しくて中々会えないくせに、こういう時に限ってあの男はやって来るのだ。
ああ、今日は無理。
今日彼と会えば……
彼がこの部屋に侵入すれば……
間違いなく私の身体は壊れてしまう。