意地悪同期にさらわれました!
俺が、守るから。
あんなヤツに指一本触れさせない。
「ちょっと!何なのよ」
訳が分からず喚く彼女を更に強く抱き締める。
…………。
――――今、……気付いた。
俺は………コイツが、
――――好きなんだ……。
………マジか。
何で、いつ、どこが、良くて?
…分からない。
今日からなのか、以前からなのか。
どうしてなのか、どうしたいのか。
どうしたらいいのか―――。
だけど……ただ、この腕の中の温もりが
愛しい、と思った。