意地悪同期にさらわれました!

「そっか。…そうね。
バカなのに、何故だか異様にモテてるもんね。

まあ、そんなあんたに寄って来る女も大したレベルの子なんていないだろうけど。

その中から、あんたの言う『いい子』とやらは見つからないと思うけど」


……ズキッ…。

また…。

もう、勘弁してくれよ、この女。

サラサラと涼しげに毒を吐く彼女を恨めしく思いながらも、…憎めない。


…いい子なら、もういるって。
目の前に。


………言えないけれど。





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