意地悪同期にさらわれました!

「や、…何なの?やめてよ…っ」

フイと顔を背けた私の顎を、彼が指で掴んでクルッと元の位置に戻す。

至近距離で私を見つめる彼の大きな黒い瞳…。

……ドキドキ…する。


「……秋穂…、可愛いな」

「え…」

その直後に優しくキスをしてくれる。

昨日から何度も触れた東吾の唇。
でも……飽きない。
もっと、もっと、してほしい。

サラッと彼の髪に指を触れる。
もっと……。

東吾の頭を抱え込んでキスを深くする。


ダメだわ、私…。
おかしくなってる。

彼のくれる何もかもが…全て“好き”に変わっていく。




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