意地悪同期にさらわれました!
……ゴリ…子……?
…怒りで身体が…カタカタと震えてくる。
「な、な、な、な、…」
「な、な、な…?
さっきからそれはゴリ子の鳴き声か?
あはははははっ!!最高だな」
―――プツーン!!
頭の中で何かがキレて弾けた。
私は次の瞬間に、手元にあったテープ(卓上カッター付き)を赤崎めがけて投げつけた。
ゴンッッッ!!
「いだっ!!」
…………命中。
頭を抱える彼を正面デスクから冷ややかに見つめる。
「ふん。今の一撃であんたも私と同じ知能レベルになれたわよ」
「…くっそ。…ゴリ子め…
許さねぇ…」