意地悪同期にさらわれました!

―――………やっ…何!?

何なの、それは。

私が想像していた返しとは全然違うわよ!?

『お前だよ、ばぁか』
コツン。
『てへっ』

…みたいなのを考えていたのに。

何で…、何でそんな目で見るのよ?!

「あ…赤崎…」

たじろぎながら、つい素になってしまう。

「秋穂……、お前だけだよ。
信じて。
……愛してる………」

「…!!!」

……ぎっ…ぎゃあああ…!

ちょっと!

か、身体が…動かない…。
やだ、……そんな目で見つめないでってば…。




< 38 / 212 >

この作品をシェア

pagetop