意地悪同期にさらわれました!
見つめ合う二人に周りの全ての音が止まったみたい…。
赤崎の艶やかな視線から目が…離せない。
「…やっぱり…、本当なのね?
野田さんと…。
もう、いい。わかったわ…」
長井さんが出て行く。
だけど私と赤崎は…そのまま動かずに見つめ合っていた。
「…あの…赤……」
――「…なーんてな。
どう?ドキドキした?
お前さ、打ち合わせ無しで涙目はヤバいだろうが。
一瞬焦ったっつーの。
…あれ?ゴリ子、何だか顔が赤いぞ」
……う……っ。
ヤバい。
「あっ赤くなんてないってば!!
もう、やめてよ、アホ崎っ」
ホント…やめてよ……っ。