意地悪同期にさらわれました!

見つめ合う二人に周りの全ての音が止まったみたい…。

赤崎の艶やかな視線から目が…離せない。


「…やっぱり…、本当なのね?
野田さんと…。
もう、いい。わかったわ…」

長井さんが出て行く。

だけど私と赤崎は…そのまま動かずに見つめ合っていた。


「…あの…赤……」



――「…なーんてな。
どう?ドキドキした?

お前さ、打ち合わせ無しで涙目はヤバいだろうが。
一瞬焦ったっつーの。

…あれ?ゴリ子、何だか顔が赤いぞ」


……う……っ。
ヤバい。


「あっ赤くなんてないってば!!
もう、やめてよ、アホ崎っ」


ホント…やめてよ……っ。




< 39 / 212 >

この作品をシェア

pagetop