意地悪同期にさらわれました!
課を出て、並んで廊下を歩く。
あちこちから…注目されてる。
ふと隣を歩く赤崎を見上げる。
……確かに…格好いいよな。
背も高くて、顔立ちも文句ナシに整ってる。
仕事も出来るし、ユーモアもあって、男女問わず沢山の人が彼に集まってくる。
私の視線に気付いた赤崎が私を見下ろす。
「…何だよ」
「…別に。あの、注目されてるんだけど?」
「まあな。お前のファンの仕業だろうが」
「何がファンよ。あんたの何とかフレンドのせいでしょ?」