意地悪同期にさらわれました!
「…お前ね…。変な言い方するなよ。
大体、長井とはヤってねぇから」
「へぇ。見境ない訳じゃないのね。
一応、相手を選んでるんだ」
「…見境…。いくら何でも犬や猫みたいに誰とでもしねぇよ」
「ふん。どうだか。
あんたなんてそれ以下よ」
…ピタッ。
彼の足が止まる。
「……?あれ。どうしたの?
行かないの?」
俯く赤崎の顔を覗き込んで訊ねる。
ブチュ。
……え。
突然、唇を塞がれた。
え?え?