意地悪同期にさらわれました!
俺がそう言うと、野田はフォークをカタリとテーブルに置いた。
「なっ…、お前…。
言い返して来いよ。調子狂うだろ」
しょんぼりと俯いた彼女に少し焦る。
「……私…ブスかなあ」
は?!
なっ、何だよ?急に…。
「…食事も綺麗に出来ないし、思った事を何でもすぐに口にしちゃう。
ほんと、子供よね。
好きだって言ってくれる人が現れてもね、すぐにいなくなっちゃうの。
私の本性を知ってきっと逃げ出したくなっちゃうのね」