意地悪同期にさらわれました!

―――揃って課に戻ると昼休みはすでに終わっている時間だった。

課長に軽く詫びる。

「すみません、遅くなりまして」

課長はニタッと笑うと楽しそうに言った。

「いゃあ、まだゆっくりしてても良かったのに。

昼休みだけじゃ、時間がないだろ~?
二人とも最近はよく残業してるしなぁ。

それで、物足りなくてキスしてたのか?

いや、営業が何人か秋篠亭で食事してたらしいんだよね。

いいよなぁ。羨ましいよ」






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