意地悪同期にさらわれました!
二人は休憩室の真ん中のテーブルに向かい合って腰かけた。
俺と達也は休憩室の入り口ドアの陰に隠れてそっと中の様子を覗き、窺う。
な、…何で俺が…。
何なんだよ、この展開は。
だけど…確かに、何故だか気にはなっていた。
何で黒木が野田を呼び出すんだよ。
しかも…仮にも彼氏の目前だぞ?
あ、…失言。
仮の、彼氏な。
だけど、黒木が噂を信じているとしたなら、かなり挑戦的な戦法だよな。