意地悪同期にさらわれました!
アクシデント
………今日一日の色々な出来事が…
それからもしばらく頭の中を駆け巡り、
俺は仕事が中々手につかなかった。
野田は俺が戻ってから、十分ほど後に静かに席についた。
いつもは何かにつけては言い合ったり、話したりする俺達だけど、その日はそれから全く会話をする事はなかった。
課の連中も、いつになく静かな様子の俺と野田が気になっているみたいで、ふと顔を上げるとあちこちから色んな奴の視線を感じた。
だけど、誰も何も言っては来なかった。
もちろん、野田本人も。